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手に残るのは
『雲雀さん…もうトンファや素手で誰かを殺すの止めてくれませんか?』
『…なんで?綱吉だって僕が人の骨が折れる感触が好きなの知ってるだろ?』
まあ君に言わせると「悪趣味」らしいけど。
『だって嫌なんです』
『なにが?』
『だって…それって殺した人間の感触が雲雀さんに残るってことじゃないですか』
『それがなにが嫌なの?』
『残るのは僕だけでいいんです』
『うん?』
『僕だけでいいんです。雲雀さんの中に残るのは』
だって雲雀さんはいつか俺を殺してくれる人だから
『…ああ』
一瞬遅れたが聞こえた返事に微笑む綱吉
『だからもう俺だけ。ねっ?』
『わがままだね。君は…気が向いたらね』
その言葉に笑みを深くする。
気づいていないんだね。
僕は君を心の底から咬み殺したいけど、すこしだって傷つけることがもう出来ないことにね。
『それに浮気したらすぐにでも殺してあげるよ』
そして僕は「大好きです」と抱きつく小柄な体を受け止めた。
真っ正面
うーん…
右から
どうなんだろ…。
左から
わからないってば…
じゃあこれならどうだ!真上から!
うーん…。
みる
『やっぱりわからないってば…』
『どうしたの?』
シミジミ自分を見つめる息子の頭を撫でる
『オレってばわからないんだ…』
『何がわからないの?』
眉を寄せため息をつく息子
『な、ナル君どうしたの!?』
『キャーv四代目よ。かっこいいわね。フェロモンが出てるわぁ』
『…ナル君?(汗)』
うちの息子壊れちゃったの!?
『って、ねぇちゃんたちが言ってたってば…。でも…オレにはとうちゃんから「フェロモン」っていうのが見えねぇんだ…オレがドベだからかなぁ…?』
なんだ…他の人が言ってたのか…そりゃあそうだよね…
『…とうちゃん?』
『…ああ。フェロモンが見えないことはおかしくないよ。その相手をどう思ってるかで見えるものなの』
『意味わからねぇ…』
『例えばナル君はサクラちゃんが好きだよね』
ウワァウワァとどもりながら慌てる息子を抱き止める
『サクラちゃんは周りにピンクなオーラみたいなもの纏ってない?』
『……』
照れて無言な息子をそのままに話を続ける
『つまりそういうことだよ。そういうふうに見えてしまうってこと。パパもナル君がフェロモン出てるように見えるよ』
抱きしめたままだった息子をそのままだっこする
『…なんとなくわかったってば。最近カカシ先生がオレに「ナルトってピンクって感じ v」っていうのも』『同じじゃないから!!アレには近づいちゃだめ!!』
どうやら最大の虫を僕は見つけたようだ…
『終着点を決めたのは君だ』
今日もダメか…じゃあ進めてみますか?
『何故俺なんですか?』
『ワァオ!…初めての続きだね』
『続き?どういう意味ですか?』
『まぁいいよ。せっかくなんだし』
なにがせっかくだというのか?
『君が終着点を決めたんだよ』
『意味がわからないんですが?』
『君はどこまでだっていけるのにそこで止まってる』
『…どこまでも?』
『例えば君が望めば世界中つながる電車を作って世界中回れる』
『…その例えばの意味がわからないんですが』
『つまり限界を作ってるのは君ってこと』
『ますます意味がわかりません…』
『わからないならそれはそれでいいよ。それにしても夢の君は普段の君と違い気が強い
ね。そんな話し方してると咬むよ?』
そんなこと言われても…
『だってこれは夢じゃないですか。怯えてもしょうがない』
『ふーん。そう。じゃあ明日楽しみにしてるんだね。…まぁ強気な方も咬みつきがいがあ
りそう』
初めて鮮やかに笑った姿を隠すようにあっという間に消えた背中。
『…で、結局なんだったわけ?』
謎は消えぬまま…
『お、おはようごさいます…雲雀さん』
夢の中で毎日あってようと現実の彼は怖い…
こちらにチラッと視線を移動した瞬間
ー首すじに赤い痕…
「テメェ!十代目になにしやがる!!」
「何って『約束』果たしただけ」
「……っ!」
「また行くから」
「…もうこないでください!」
その言葉にまた鮮やかに微笑んだ姿ーあれは夢なの?
「…って、十代目どういう意味ですか!?顔が赤いですよ?熱があるをじゃ!?」
慌てる獄寺を『大丈夫だ』と落ち着かせいつまでもひかない顔の赤みを冷やし続けた…
『ほらまたきたよ』
『もうこないでください!』
謎はまだ解けないけど今日も俺はよく眠れる。
『終着点を決めたのは君だ』
『…えっ?』
その場所の名は
自分の声で目が覚めるとはなんとも格好が悪い。
しかも何故あの人がそんなことをいったのか?
どうにも耳に残るあの一言はどういい意味なのか?
さっぱり意味がわからない。
そもそもそこまで仲のよくない彼が何故夢に出てきたのか?
「はぁ…わけわかんない…2度寝しよっと…」
そういえば自分は考えるのが嫌いな方だったのだ。
あの暴力的な家庭教師が来るまでは。
ゆっくりと目をとじるとすぐに眠りの気配がやってきた…
『…十代目、最近お顔の色が優れないようなんですがどうしましたか?』
『確かにな。ツナなんか調子悪いのか?』
極度の心配症ー自称『未来の右腕』と親友が聞いてくる。
『大丈夫だよ…少し寝不足なだけ…』
あの夢をみて以来、毎日同じ夢同じ言葉で起こされる。
まあ正確にはあの一言以外覚えていないから同じとは言えないかもしれないけど…
夢をみた初日は寝れたのに、何故か次の日から『例の夢』をみると眠れない…
それが連日続けば誰でも寝不足だ…
グラグラとふらつく脳内はただでさえ不調なのに地面まで揺らす。
こんな状態では何も出来ない…。
「リボーン。なんで人は夢をみるんだろう?」
なんとか帰り着いた自宅。
意味不明な質問にこの家庭教師はなんと答えるのか?
「…さぁな。オマエは人のメカニズムを聞きたいわけじゃねぇんだろ?じゃあ『願望』と
でも思っておけばいい…もう今日は寝ちまえ。ダメツナ」
予想外に優しい言葉と掴みきれない答えを返されとまどう。
『願望』
なんという予想外の言葉。
そもそもあの一言は何にたいする願望だというのか?
2に続く。。。
背中に回る
『とうたん!だっこ!!』
『だめだよ。ナル君歩けるってお約束したよね?』
涙目で見つめる息子にいさめる
久しぶりに二人で出かけた散歩
甘える息子はとてつもなく可愛い
『・・・だめ?』
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん。だめ』
しょうがないなぁ・・・・ってダメダメ!!
ここは厳しく
父親だしね
『・・・・・・・とうたん。ほんとに?』
『・・・・・・・・・・・・・もうしょうがないな。はいっ』
だめだ・・・
やっぱり厳しくなんてできない
差し出した手に触れる小さな手に
この背中に回る小さな手に僕は生かされている

